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バハマール高原風土記|シスレザー鉱山

大陸版(bilibili)2025-10-20 21:04 JST エリア紹介

そびえ立つ針状の岩峰、妖しく艶やかな花状の鉱石、はるか高空に浮かぶ古代遺跡……まもなく始まる新シーズンで、冒険者たちはバハマール高原に足を踏み入れることになる。その前に、まずは現地の案内に従ってこの高原の風土を知り、来たる冒険への備えとしよう。第1弾はシスレザー鉱山だ。

シスレザー鉱山
200年前、魔女ヘルガはバハマール高原で敗れ去り、その力はこの地に崩れ散ってエングラムを乱し、様々な異変と災禍を引き起こした。禍々しい幻花晶はその頃から際限なく増殖を始め、人を幻覚に陥れるこの奇妙な結晶体は、高原の住民に尽きせぬ災いをもたらしてきた。
しかし、災禍は同時に好機をも生む。ヘルガの変異エングラムは高原の鉱物を作り替え、数々の希少鉱石を生み出した。バンハルト公国はこれを受けて「シスレザー鉱山」を設立し、軍を駐留させて採掘を管理させている。
ベルクマール輸送拠点
シスレザー鉱山で産出された鉱石は、リフトやロープウェイで鉱区北東の「ベルクマール輸送拠点」まで運ばれ、そこからバファリア技術による重装輸送車でバンハルト公国へと送られる。現在、鉱区の露天部分の鉱脈はほぼ掘り尽くされており、鉱員たちは縦横に入り組んだ坑道を伝って地下へと採掘を進めている。
鉱洞の奥深くでは、身の丈が城郭ほどもある岩蛇や、幻花晶の影響で異形と化した怪物についての物騒な噂が絶えず囁かれている。灯りが揺らめく坑道の奥で——
幻花晶
バハマール高原には、艶やかで夢のように美しい結晶体「幻花晶」が一面に広がっている。花のように大きく華やかな姿をしているが、その美しさの裏には危険が潜む。近づいた者はその影響を受け、心の奥に眠る不安や恐怖を瞬時に増幅され、やがて幻覚に呑まれてしまう。高原の住民はこの幻覚作用を「幻禍」と呼び、忌み恐れている。
教団の助力により、幻花晶は一時期抑え込まれ、長らく大きな増殖は見られなかった。しかし最近になって再び集中的に増殖し始めた。時を同じくして、平原の虚蝕エングラムの散布者——ヘルガの信徒たちが、折しもこの高原へと逃げ込んできている……。まるで何かに導かれるように、揺らめく幻花晶は魔女の囁きに応えているかのようだ。
ダヤ
好奇心が尽きることのない、機転の利く少女「ダヤ」はトレジャーハンターだ。身のこなしは軽やかで、人が集まる村や町によく姿を現す。大きな行嚢をぱっと開けば、そこからが彼女の本領発揮。珍しい品々に人だかりができ、群衆の羨望の眼差しを浴びながら、ダヤは巧みな口上でその"掘り出し物"を高値で売りさばく。
それだけでなく、ダヤには独特の価値基準があることでも知られている。見慣れない品物であっても、彼女は独自の物差しで正確な値をつけてみせる。例えば、上質な幻蝕水晶一つは、彼女の中では即座に「黄金カツ丼267杯分」に換算される。
しかし、この値付けにかけては人一倍こだわりの強い少女は、近頃バハマール高原の遺跡に目をつけているという。奥深い鉱洞、荒れ果てた人類の集落、あるいは自然に呑まれて久しい——
黒磊兵団
「黒磊兵団」と呼ばれるバンハルトの軍団が、シスレザー鉱山内部に駐屯し、昼夜を問わず鉱山内外を巡回している。軍団の兵士は統一された制服をまとい、簡素な意匠の制式武器を携え、バンハルト公国の紋章を目立つ位置に刻んで身分を示している。
黒磊兵団は兵種構成が充実しており、多彩な遠近の武器を装備する。中にはバファリア技術やエングラムを用いた武器も少なくない。軍団士兵・盾兵・突撃兵からなる前衛と、槍兵・法師・エングラム銃士からなる遠距離火力が、無視できない武装勢力を築き上げている。
しかし、現地の住民が黒磊兵団に向ける視線はどこか複雑だ。統一された黒い軍靴で歩調を揃え、行進のたびに硬い足音を響かせるその硬派な気風のせいか、住民たちは陰で彼らを"黒靴"と呼び、その言葉には一線を画すような響きがにじむ。
首領敵・黒磊兵団の護衛隊長
「黒磊兵団の護衛隊長」はバンハルト特製の鎧をまとい、その高位の軍官であることを示している。手にするのは軍団最新鋭の制式武器だ。隊長に近づく者は誰であれ、有無を言わさぬその威圧感に呑まれ、萎縮してしまう。
隊長は自ら部隊を率いて巡回することも多く、視界に入る生きとし生けるものを容赦なく一掃する。これはすべて上官の命令——「いかなる代価を払ってでも、公国の財産を守れ」——を遂行するためだとされる。
黒磊兵団のとある将官の壁には、この軍官が軍団の旗に向かって誓いを立てる姿が刻まれている——「生涯を懸けて、使命に忠誠を尽くす」。それはまるで、夢のように輝いていたあの頃を物語っているかのようだった。
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