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バハマール高原風土記|高原北部

大陸版(bilibili)2025-10-24 19:33 JST エリア紹介

神懸の御柱を越えてひたすら西へ進むと、文明の痕跡は次第に手つかずの自然美へと姿を変えていく。人がほとんど足を踏み入れないこの一帯は亜人と野獣の生息地であり、強大なゴブリン部族がここを根城とし、行き交う隊商にとって大きな脅威となっている。ここが高原北部——高原紀行の第3弾となる地だ。

高原北部
過酷な環境の「高原北部」では、岩の裂け目や高所の残雪が融けてできた大小の水たまりが石畳のようにこの一帯を区切っている。水源を巡る魔物と亜人の争いは、高原が生まれて以来途絶えたことがないという。
フィエル川
高原の住民はこの土地にほとんど手を出さず、水を汲む際も低地の「フィエル川」流域で済ませることが多い。そのおかげで高原北部の生態系は自然本来の荒々しさを色濃く残している。
旅の楽団
バハマール高原には「ファイロ人」からなる謎めいた旅の楽団が存在する。足取りは神出鬼没で、確かな記録はほとんど残っていない。
その舞台は華麗かつ幻想的だが、住民たちはこの楽団について多くを語ろうとしない。熱心な追随者となり煌びやかな足取りを追い求める者がいる一方、楽団を不吉の前触れとみなす者も少なくない。彼らは高原で頻発する「幻禍」の背後にこの一団がいると信じており、楽団が訪れた場所には決まって幻花晶が咲き乱れるという。
ゴブリン部族
高原北部で急速に勢力を伸ばした一派の「ゴブリン」が、この土地の主導権を握るに至った。平地のゴブリンと比べ体つきや習性が大きく変化し、素朴だった外見は影を潜め、牙と爪は鋭く尖り、さらに上質な武器まで扱うようになったことで戦闘力は倍増している。
高度に組織化されている一方で、好みのテント柄から松明にくべる燃料まで、あらゆることで仲間内の意見がぶつかり合う。ひとたび火がつけば取っ組み合いの喧嘩に発展するため、彼らはめったに自分の寝床を離れず、乏しい持ち物を命がけで守り続けている。
なお、ゴブリンらしからぬ姿の生き物に対する彼らの対応はただ一つ——気絶させて営地まで連れ帰り、道具か食料として扱うのみだ。
ゴブリンウォーロード
バハマール高原の「ゴブリンウォーロード」は獰猛な外見を持ち、頭には鋭い角が一本そびえる。小柄ながら卓越した戦闘技術を誇り、数多の亜人と冒険者を震え上がらせてきた。
初めてこのゴブリンウォーロードを目にした冒険者は、その本格的な武装に驚かされるはずだ。この上質な装備は明らかにゴブリンの技術によるものではなく、長年にわたり冒険者を襲い、隊商を略奪して蓄えてきた戦利品である。
装備とともに積み重ねられてきたのは、幾多の傷跡によって鍛え上げられた戦闘技術だ。戦闘が始まれば真の恐怖が押し寄せる——繰り出す技は鋭く、老練な戦士のようにあらゆる戦法を心得ている。さらに不気味なのは、それでもなお両目を閉じたままであること。まるで何かに目覚めたかのように——
高原水晶
バハマール高原には、魔女ヘルガのエングラムに影響されて生まれた奇異な結晶「幻花晶」のほかにも、生物に無害でありながら華やかで実用性の高い希少な結晶が数多く存在する。
学者たちの研究によれば、これらの結晶も異種のエングラムの影響を受けており、内部には「幻蝕」と呼ばれる不思議な紋様が浮かぶ。時空の断面のようなこの紋様は結晶の構造を根本から変え、職人の世界にかつてない技術革新をもたらした。
幻蝕結晶で作られた各種の水晶製品は、通常の水晶より効能が高く耐久性にも優れ、装備への組み込みにも適しており、冒険者が強敵を打ち破り、絶体絶命の窮地を生き延びるための新たな可能性を切り開いている。
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