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バハマール高原風土誌 — 高原北部

台湾版2026-01-30 17:00 JST ニュース

新シーズンで冒険者一行が足を踏み入れる「バハマール高原」。冒険の幕が上がろうとしている。

高原北部

神懸の御柱を越えて西へ進むと、文明の痕跡は次第に原始の自然に取って代わられる。人がほとんど足を踏み入れないこの区域は亜人と野獣の生息地であり、強盛なゴブリンの部族が根を張って、往来する商隊にとって大きな脅威となっている。

バハマール高原風土誌
高原北部
高原北部
環境が極めて過酷な「高原北部」では、岩の隙間から染み出した水たまりが点在する。高原の岩の隙間から染み出した水や、より高所の積雪が融けて生まれた大小さまざまな水域が、この一帯を天然の碁盤のように区切っている。各種のモンスターと亜人が水源を争って起こす衝突は、高原が生まれた当初から絶えたことがないのだろう
高原の住民がこの地に足を踏み入れることはめったにない。水を汲む必要があっても、地勢の低い「フィエル川」一帯へ向かうことを選ぶ。そのため高原北部の生態は、より原始的で野性的な姿を保っている
旅する楽団
バハマール高原には「ファイロ人」で構成された謎めいた旅する楽団が活動している。この楽団は神出鬼没で、彼らに関する確かな記録はごくわずかしかない
彼らの公演は華麗で夢のようだが、地元の住民はこれについて口を閉ざす。一部の人々は彼らの忠実な追随者となり、あちこちで情報を探り、あの絢爛と揺らめく舞踏を追い求める。もう一部の人々は旅する楽団を不吉の象徴とみなし、この謎の族群が高原で頻発する「幻花晶災」と無関係ではないと固く信じている。旅する楽団が訪れた場所には幻花晶が咲く、という噂もある
飛び交う流言のもと、真相はますます曖昧になる。ファイロ人の来歴と目的は、今なお深い霧に包まれたままだ。しかし彼らの揺らめく舞姿と透明感のある楽の音は、高原の凛冽な風砂に乗って住民たちのささやきに染み込み、いつまでも消えることがない
ゴブリン部族
「ゴブリン」の一族系が高原北部で頭角を現し、この地の主導権を徐々に奪い取った。その体つきと習性は平原地帯のゴブリンと比べて明らかに変化しており、本来の素朴な外見を脱ぎ捨てて鋭い牙と爪を持つようになり、さらにはより精良な武器の扱いまで覚え、総合的な戦闘力を大幅に高めている
これらのゴブリンは組織が厳密である一方、細部ではことごとく意見が分かれる。好みのテントの様式といった小さなことから、松明に加える燃料の種類といった大きなことまで……ふとした拍子に激しく言い争ってしまう。そのため彼らはほとんど自分の小屋から離れず、わずかな身代を死守している
もちろん、見た目がゴブリンらしくない生き物に対しては、たいてい対処法はひとつだけ。叩きのめして野営地へ持ち帰り、道具か、あるいは食材にするのだ
ゴブリンウォーロード
バハマール高原の「ゴブリンウォーロード」は見た目も獰猛で、頭頂にはこの上なく鋭い突角が生えている。背は高くないが極めて高度な戦闘技術を備え、無数の亜人と冒険者を震え上がらせてきた
冒険者がこのゴブリンウォーロードを初めて目にすれば、その高度に専門化した武装に必ず驚かされる。この精良な装備が明らかにゴブリンの工芸によるものではなく、長年にわたり冒険者を襲い、商隊を略奪して蓄えてきた戦利品であることは一目瞭然だ
装備とともに蓄積されたのが、無数の傷跡の中で鍛え上げられた戦闘技術だ。戦いが始まれば、真の恐怖が押し寄せる——技は苛烈を極め、まるで戦場を渡り歩いた老兵のように、あらゆる戦技を熟知している。さらに驚くべきことに、常に両目を覆ったままでありながら、何らかの異様な知覚能力に目覚めたかのように、振るう一撃、斬る一太刀が正確に急所を捉える
ゴブリンウォーロードと対峙するときは全力を尽くすこと。さもなければ、その手にある巨大な鋳剣が瞬時に防御を引き裂き、続けて城壁のように分厚い盾撃が襲いかかる
高原水晶
バハマール高原には、魔女ヘルガのエングラムの影響を受けて生まれた奇異な結晶体「幻花晶」のほかにも、生物に無害で外観が絢爛、しかも極めて実用価値の高いレア結晶体が大量に育まれている
学者たちが深く研究した結果、これらの結晶体も同じく変異エングラムの影響を受けており、内部に「幻蝕」と呼ばれる特殊な紋様が浮かび上がっていることが判明した。時空の裂け目のようなこの奇異な紋様は結晶体の構造を根本から変え、職人の領域にもかつてない技術革新を巻き起こした
幻蝕の結晶体で作られた各種の水晶製品は、効果が一般の水晶をはるかに凌ぐだけでなく、より耐久性に優れ、各種の装備へ埋め込むのにも適している。冒険者が敵を破って勝利を収めること、さらには絶体絶命の状況で生き延びることにも、まったく新しい可能性をもたらした
高原北部のこの荒野は、これまで人跡まれな地であった。うっかりゴブリンの領地へ迷い込んでしまったら、必ず戦闘の準備をすること。あの獰猛なゴブリンウォーロードが、あなたへ迫っているかもしれない